てぃーだブログ › キヨのなんくる旅日記

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2011年10月31日

天空都市 マチュピチュ!! の巻

前日に引き続き、朝4時半起床。
急いで支度をしてマチュピチュへ向かうバスに乗る!

朝早く急ぐわけは、マチュピチュ遺跡内にある「ワイナピチュ」という、小さな山に登るためである。
そこは入場人数の規制があって、1日400人しか登れない。   というわけで、7時オープンのワイナピチュに6時前から並ぶ。






早朝のマチュピチュ(奥に見える岩山がワイナピチュ)


早朝ということもあり、余り人がいなくて気持ちがいい!










朝9時、ようやくワイナピチュがオープン!!    早く来たおかげで、すんなりと遺跡に入れた。

順調に岩山を登っていくが、前日の38キロ歩いた疲労が残っていてつらい(><)

昨日から一緒の友達(総勢10人)も疲れているらしく、みんな無言になってしまうが、気分だけでも盛り上げていきたいので、ハイテンションでみんなを励ます。
すると相乗効果で、皆元気になり、代わりに励まされたりした。
こういうとき仲間ってありがたい!
登頂から1時間後、ようやく頂上に到着!!

そこには、すばらしい景色が広がっていた!!!

  


せっかくなので記念撮影


近くにあった芝生で皆寝転がる。
そこで一緒にいた友達が、IPODを取り出し、ラピュタの主題歌をスピーカーで流した。
絶景の景色を見ながら聞くと、自然と涙が出てきた。   
しばらく最高の余韻にひたっていたら、気が付かないうちに眠っていた。

だぶん1時間くらい寝ていただろうか、起きた後、しばらくぼ~っとしてワイナピチュを下山した。

マチュピチュに戻ると、観光客が大勢いた。
やはり一番人気のある世界遺産、色んな国の人が観光をしている。(自分もその一人だが・・・)

あいにく太陽の神殿が改装中で入れなかったが、インカ帝国の遺跡が広がっていて、映画の中に入り込んだよう。










なぜか遺跡内にアルパカがいっぱいいる。






これがまた遺跡にいい感じではまっていた!






水路もあるが、どこからどのように水を引いているのかは、まだ謎らしい。








ゆっくり遺跡を見て堪能し、町に戻り遅めの昼食を食べる。



宿に戻り昼寝をしたあと、皆で打ち上げをした!

マチュピチュ最高!!
  

Posted by キヨドコ at 15:59Comments(0)

2011年10月30日

天空都市 マチュピチュへ行く! の巻

クスコで4日間過ごした後、今回の旅のメインであるマチュピチュに向かった。

クスコからマチュピチュへ列車で向かうのが普通だが、値段が120ドルもする。   食堂で2ドルで食べられる物価なので、かなり高い。  というわけで、列車ではなく、バスと歩きで行くことにした。

朝4時起床して、5時に宿を出発!     宿に泊まっていた総勢10人で、クスコに向かった!!

バスと乗り合いタクシーを3回乗り換えて、オリエンタルタイボ(38キロ地点)に着いた。(3ドル)


早朝のクスコ


オリエンタルタイボ


ここからマチュピチュ近くの村まで38キロ。   小さな遺跡を散策しながら向かう。


天気良く絶好のハイキング日和






しばらくすると線路を発見!   スタンドバイミー気分で線路を歩く!!   





線路を歩くのは楽しいが、石がゴロゴロして歩きづらい。     しかも時々、列車が通るので、その度に避けないといけない。  





始めのうちは楽しかったが、段々つらくなる(><)
みんなで歌を歌ったり、励ましながら歩く・・・   こういう時の仲間はありがたい。








線路で休憩




夕方、村に到着した!    宿に荷物を置き、チケットを買う!!   


村の真ん中に川がある(日本の温泉町みたい)  

Posted by キヨドコ at 00:01Comments(0)

2011年10月23日

インカ帝国の街 クスコ の巻

プーノで祭を楽しんだ後、夜行バスでクスコに向かった。

お昼前クスコに着き、日本人宿の「ペンション八幡」へ!
途中、欧米人のバックパッカーが多いすじ道で、ハシシの売人が声を掛けてきた。
やんわり断ったが、夜は気をつけたほうがいいと思った。

ここクスコは標高3300メートル、宿へ向かう坂がきつい(><)
やっとのことで宿に着きチェックイン!!(ドミ20ソル)

落ち着いた後、街散策へGO!




マックもクスコ仕様?




教会前で仮装をする子供たち




カミソリも通さないほど精巧な石垣


有名な12角形の石



なんと、近くの壁に15角形の石が!!





その後、近くの市場を散策した。




色とりどりのとうもろこし


幻覚サボテンのエキス(シャーマンが祈祷の時に使うらしい)


ペルー名産のインカコーラ  

Posted by キヨドコ at 05:09Comments(0)

2011年10月12日

チチカカ湖のほとりの町 プーノ の巻 

11月2日朝8時、ラパスからプーノ行きのバスに乗った。(50ボリ・約7ドル)
途中、チチカカ湖のボリビア側にある「コパカバーナ」でバスを乗り換え、3時にプーノの町に着いた。





ここプーノの町は、標高3900メートルにある町で、チチカカ湖のほとりのある町だ。
チチカカ湖は、汽船が航行可能な湖としては世界最高所にある湖で、琵琶湖の6倍位の広さのある湖。
大小41個の島があり、その島のほかにアシ(ススキのようなもの)を積み重ねて浮島にした島が多数ある。
今回はその浮島のひとつのウロス島と、タキーレ島のツアーに参加した。

朝7時、宿からバスでチチカカ湖まで移動後、船に乗り換えて浮島のウロス島へ向かった。

子供の頃「なるほど・ザ・ワールド」で見て以来、一度は行って見たいと思っていたので、楽しみにしていた。  
島に着いて足を踏み出すと、アシでできているせいかフワフワする。    そこに住んでいるほとんどの先住民は裸足だ。    俺も見習って裸足になる。    靴よりも気持ちが良くて、より一層フワフワ感を味わうことができた。


乾燥前の水草







ここに生活している先住民は主に、観光客にお土産を売って生計を立てている。   っというわけで、結構ツーリスティック。    写真を撮るのにもチップがいる。    ヨーロッパで買った折り紙が残っていたので、不器用ながら鶴を折って子供にプレゼントし、写真を撮るという作戦を用いた。   お金をもらうよりも、喜んでいるように思えた。







その後、バサラという浮島と同じアシで作った船で遊覧。    船頭は、いい感じのおっちゃんだった。











それからボートに乗り換え、約2時間かけてタキーレ島に向かった。
タキーレ島の真ん中は丘になっていて、そこから見る景色は絶景!!    ただ、標高が高いところを息を切らしながら、400メートル登るのはしんどかった。









なんとか頂上に着いて、展望台からチチカカ湖を見たら、疲れがすぐに吹っ飛んだ!
空と湖のコバルトブルーと、目線の高さにある雲の白とのコントラストが、すごく綺麗。
思わず見とれてしまう。





広場で島の子供たちと、観光客の欧米人がサッカーをしている。     案の上、5分くらいで欧米人はギブアップ。     島の子供はまだ走っている。     標高4200メートルで、こんなに走っているのに驚いた。





タキーレ島の後、船で3時間かけてプーノに戻った。   

町に戻ると、なにやら人がたくさん集まっている。     幸運にもその日は、プーノでお祭りがあった。    急いでご飯を食べて、祭りを見に行った。     
リオとは比べられないが、カーニバルのような感じのパレードだ。     太鼓・トランペット等の演奏者と、民族衣装を着た踊り子が町を練り歩いている。     しかも色んな民族衣装を着ていて、見ていて楽しい。




獅子舞??








それから宿に預けておいた荷物を取り、夜行バスでクスコへ向かった。   

Posted by キヨドコ at 00:43Comments(0)

2011年10月11日

ジャングルツアーに 参加した! の巻

10月27日お昼12時、ラパスからボリビア北部にある「ルレナバルケ」に向かった。(65ボリ・約9ドル) 
ひたすら山道を下るこの道は、たまにバスが崖に落ちるらしい・・・(特に雨季)   それでついた名前が「デス・ロード」!!こればかりは運だから、落ちないことを祈るしかない。
祈りが届き(?)17時間後の翌朝5時半に、無事にルナバルケに着いた。


 

標高が500メートルで、寒くなく蒸し暑い!   町の感じがアジアみたいで、なんだかうれしい。

ホテルにチェックインして、町散策をしながら安いツアー会社を探した。   今回申し込んだツアーは、日本人に有名な「アナコンダ・ツアー」という会社。   ここは、安くていいサービスだと評判の会社である。    ツアーの内容は、アマゾン川の源流辺りを2泊3日で見て回るツアーだ。
食事・宿泊込みで400ボリと、国立公園の入園料(200ボリ)で、合計65ドル。    

翌朝9時ツアー会社に集合した後、ランクルで国立公園に向かった。





車で約5時間(途中で昼食休憩含む)走らせて、ようやくアマゾン川についた。
テレビで見るような濁った川で、今にも何かが出そうな感じがする。
しばらく船を走らせていると、大きいねずみ(?)みたいのが川の中に浸かっている。 
カピパラだ!    人形のように、じっとして動かない。    まるで温泉に浸かっているサルのようで、めちゃくちゃかわいい★   ペットにしたい位。




カピパラ

しかし、すぐ横にはワニがいる!!   しかも結構でかい。   
だが、ワニもじっとしていて、襲う気配がない。   共存しているのだろうか??
初めは興奮して、写真を撮りまくっていたが、それが飽きるくらいたくさんいる。
その他、大きい甲羅のカメや、モヒカン髪型の大きい鳥など、見たことのない動物がいっぱいいる。


こんにちワニ


マリオブラザーズ??





その中でも一番びっくりしたのが、アナコンダ。   たまたま、ワニに頭をかじられたアナコンダを、ガイドが見つけてくれた。    
巨大のアナコンダが人に巻きついて殺す、という映画のおかげで、アナコンダは怖い動物だと思っていたが、無毒でおとなしい動物らしい。
そのアナコンダを持ってみる・・・    
約3メートルくらいで、結構重い。   多分10㌔くらいはあるだろうか??     写真を撮った後、川に逃がした。    



そして約2時間後、ようやく宿泊地についた。    そこは川岸から少し上がったところにある、質素なつくりの小屋だ。   12人部屋だが、各ベッドには蚊帳がついていて、思ったより快適。   しかもハンモックまである。   



宿の庭に無数の穴があり、話を聞くとタランチュラの巣らしい。    生の鳥肉を餌にして、穴の出口まで出して写真を撮った。    タランチュラは警戒心が強いらしく、その後は何をしても出てこなかった。



夕食後ガイドと一緒に、夜の川くだりをした。   昼間はおとなしかったワニが、いきいきしていて、目にライトを照らすと、オレンジ色に光る。   結構怖い。







翌朝ご飯を食べて、パンパという草原を歩いた。    アナコンダを探すらしい。     すでにアナコンダは見ていたけど、もっと大きいものに出会えるかもしれないので迷わず参加した!







約3時間、草原や沼地を歩いていたが、見つけたのは1メートルの小さなアナコンダ。     なかなか大きいものはいないらしい。


        
宿で昼食をとった後、昼寝をしてピラニア釣りをした。
餌は鶏肉で食いつきがいいが、釣り針が大きすぎてなかなか釣れない。    餌だけとられる感じだ。
結局釣れたのは、ガイドとフランス人のお兄ちゃんだけ。    それを調理してもらい、夕食に出してもらった。   骨が多くて食べづらかったが、思ったより臭みは無く、カレイに似ている味だった。







ツアー最終日、ピンクイルカがいるところで一緒に泳いだ。    あまり人に慣れてないせいか、少し遠い所で泳いでいる。    サメをかぶっていたので、競演できるのを期待していたが、うまくいかなかった。

http://www.youtube.com/watch?v=YJxRSmsNIQY

最後にワニさん達とたわむれる。





http://www.youtube.com/watch?v=G-FV0fon5EE

http://www.youtube.com/watch?v=PpbOUjQ1hfE

http://www.youtube.com/watch?v=BO63uOwPgZk

2時間かけて川を上っていき、車で町に戻って記念Tシャツを貰いツアー終了。

見所十分で、内容の濃いツアー。   食事も段々豪華になっていて、とても満足できた。

  

Posted by キヨドコ at 22:08Comments(1)

2011年10月07日

天空の首都 ラパスの日常 の巻

10月23日夕方6時、サンタクルーズからバスで、ボリビアの首都「ラパス」へ向かった。(16時間・150ボリ→約2000円)
途中アンデス山脈越えがあり、お腹がゴロゴロしている。
標高が3000メートルを超えると、気圧の関係からか、お腹がゴロゴロするのである。  この旅で何度か味わい、身体で覚えた感覚である。



久しぶりの山を堪能して、朝10時にボリビアの首都ラパスに着いた。
町の中心地の標高は3600メートル。  すり鉢状の地形にぎっしりと町が広がっている。   町の至る所は坂道だらけで、標高差は700メートルもある。   
ということは、高いところで4000メートル以上あることになる。


天空の都市ラパス

バス停から徒歩で宿に向かう。   向かう宿は日本人宿で、バス停から坂を下ったところにある。   歩いて10分、下っているだけだが、息が荒くなる。   たまらず小休憩。    その後歩き出すが、かなりつらい。   標高の高いところは、空気が薄いっていうののを実感できる。   歩き始めて40分後、ようやく宿を見つけた。  そこは「ようこそ」という宿で、宿泊者は日本人だけという日本人宿。   チェックインをして、町をぶらぶら。
友達に薦められた、ちょっとオシャレなカフェでランチをとり、お土産
屋さんを見て回った。  ここボリビアは物価が安く、かわいいマフラーやバッグ、アクセサリー等がたくさんある!!
帰国前なので、思いっきり買い物ができるのがうれしい。





調子に乗って色んな店を見て回っていると、だんだん頭が痛くなって気分が悪い。   高山病だ。   幸い症状は軽かったので、宿に帰りすぐに就寝。   
翌日、昨日の高山病が嘘のように良くなっている。   早めのケアーが良かったからか?

ラパスでは毎日、お土産屋さんに入り浸り、大量に買って、かなりまけさせてもらった。
またサンデーマーケットで、ハット帽を手に入れたり、プロレスを見たりした。










ルチャという、このプロレスがめっちゃ面白かった。   技のレベルは低いが、善悪がはっきり決まっており、レフリーも悪者で、観客は大人も真剣になる位で、お客さんの心を掴んでいた。    メインでは、インディアナのおばさん同士が戦う!!    スカートをはいたまま戦うので、あんまり見たくないパンツまで見える。    思ったより迫力があって、みつ編みの髪を掴んで投げたりする。(俺だったら、確実に病院行きになると思う)







標高に慣れてしまえば、なかなか居心地の良い街。    一度行ってみて!!  


 
  

Posted by キヨドコ at 22:03Comments(1)

2011年10月07日

ボリビア突入! の巻

10月21日、夕方4時半、おばさんと従兄弟に見送られて、サンパウロのバハフンダターミナルから、ボリビアのプエルトスウェーズに向かった。(24時間・170ヘアル・約8000円)

プエルトスウェーズから、タクシーでキハロにある駅へ。(15分・3ボリ・約40円)  
ブラジルからボリビアに入って、物価の安さにびっくりする!!(すぐに慣れてしまうのだが・・・)

キハロからサンタクルーズへ、列車で向かう。(16時間・127ボリ・約1620円)







さんぽさんのHPに載っていた、Hostel La Tia にチェックイン!
山城さんが経営している宿で、バス停から近く、安全で居心地のいい宿である。(シングル25ボリ・310円・バストイレ共同)

名前を見てピーンときた人は、沖縄人か沖縄好きな人。
山城さんは沖縄人(ウチナーンチュ)で、ボリビアに移民してきた人である。   
南米には1900年代から70年代まで、南米(ペルー・ボリビア・アルゼンチン・ブラジル等)に移民をした人が大勢いる。
特に、沖縄出身者が多くて、各地にコミュニティーまである。

サンタクルーズの郊外にも、沖縄出身の移住者のコミュニティーがあり、そこへ行くことにした。

乗り合いバスを2回乗り継いで、OKINAWAに着いた。
ここは地名が、「OKINAWA」になっていて、標識にも書いてある。     
町に着いたのがお昼2時過ぎだったので、食堂はしまっていて、沖縄料理を食べられなかったが、公園にある鳥居や文化会館に行くと、日本に帰ってきた気分になる。







昔、ここへ移住してきた移民者は、自分達でジャングルを開拓をして、農場を作ってきた。   水を得るために井戸を掘ったが、塩水しか出ないので、遠く離れた川に水を汲みに行く。
しかも、マラリアやコレラ等の伝染病で、多くの人が亡くなったが、皆で力をあわせて町を発展させた。
この先駆者のことを考えると、自分は、まだまだ頑張ってないなと思う。   
そして改めて、ウチナーンチュ(沖縄人)でよかった!って思った。







  

Posted by キヨドコ at 21:39Comments(0)

2011年10月07日

沖縄県民移民100周年祭と、魅惑と危険な街の巻

今回は沖縄県民移民100周年祭のことと、リオに行ってきたことを書きます。

6月の中旬にあった移民100周年祭は、日本人全体移民者の祭でした。 今回のは、沖縄県民移民者のお祭りです。 沖縄県出身者としては、これを見ないわけにはいかないので、そのために日程をずらしてまで、この日に合わせました。

その祭で、おばさんが出店を出すとのこと。 食べ物のお店で、出店の予定らしい。 もちろん俺も手伝うことに。
いろいろ試食をして決まったのが、餃子とタコライス!!

だが、どれくらい作ればよいかわからない。 今回は毎年行われている、沖縄祭りと合同で行うらしい。 そこで、去年お店を出した人に聞いてみると、毎年大盛況で、夜には売り切れる店が多いらしい。 しかも今回は、100周年祭も一緒だから、かなり売れるんじゃないか! とのこと。
そこで当初よりも上乗せして、餃子3000個、タコライス500食分作ることにした。

準備は思ったより大変だったが、エジプトで会った美和ちゃんが来てくれて、手伝ってもらった。
従兄弟も総出で何とか作ることができ、祭当日を迎えた。





当日はあいにくの雨。 日ごろの行いか。
小雨だったのが幸いして、お昼からは雨がやんだ。
だが、そこでアクシデントが!!

タコライス用のご飯を炊く炊飯機が、壊れてしまった!! 3台持ってきて2台が動かない。
調べてみると、どうやら電圧の関係らしい。 ブラジルでは110Vと220Vの電化製品を使う。 壊れたものは110V。
祭り会場の電圧は220Vだったようだ。 初歩的なミスで準備が遅れ、お客さんの注文に答えられない。 そこでおばさんが、祭り会場近くの親戚の家にお願いをして、ご飯を炊いてもらうことにした。 ご飯ができると、おばさんが取りに行くことで何とか危機を乗り切った。






だが今回の祭りは、去年の祭りより2倍近く出店が出ていて、競争相手が多い。 しかも、タコライスを知っている人はあんまりいない。 そのおかげで、初めは売れ行きが悪かったが、口コミで少しづつ増えていった。 ブラジル人のTV取材も受けた位に。 だが既に時遅しで、半分以上が売れ残った(<>) 餃子もそれ程はけなかった。
結局、売上とかかった費用がとんとんでよかったが、祭りもよく見れずくたびれ損だった(<>)

翌日ジアデーマという所で、記念式典がありそれに参加した。 夕べは朝5時過ぎまで片付けをして、朝9時から参加したせいか、かなり眠かったので外のベンチで寝ていた。
式典は盛大で、2000人の席を用意していたが、それでも入り切れないくらい人がいた。 お昼ご飯後、隣に座っていたおじさんに話を聞くと、ハワイ出身の人らしい。 その人は2世だが、日本語もウトナーグチ(沖縄方言)を話すことができ、いろんな話を聞いた。 もしハワイに来ることがあったら、家に泊まりなさい、 とのありがたい言葉ももらった。(だがいつになったら行けるのだろうか)




豚の丸焼き



式典終了後、浦添郷友会(浦添市出身者)の懇談会に参加した。 この会合には島袋安雄さんという、浦添出身の移民の方が招待した。 島袋さんはブラジル滞在中、何かとお世話になった人で、言葉で表せないくらい感謝をしている。

そこで浦添市から、市長を始め前津さん上間さんと再会!! 昔青年会でお世話になっていた人だ。 皆さん目が点になっていて、何でこんな所にいるのって、ビックリしてました。



その1週間後、従兄弟のコウジと美和ちゃん3人で、リオデジャネイロへ向かった。
バスでリオにつくと、天気がよく暑くて、自然とテンションが上がる。 早く海に行きたかったが、焦らずその日は市内観光だけにした。















翌日、目が覚めると何か音が聞こえる。 窓を開けると雨が降っていた(><) 大きいキリスト像を見る予定だったが、もちろんキャンセル。 雨の中、美術館を見て回った。 明日リベンジするぞ! との意気込みで早めに就寝。

次の日、やはり雨。。。 俺ってこんなに日頃の行え悪いか!って、天気に逆ギレしても始まらない。 雨の中サッカーチケットを買っていると、次第と天気がよくなる。 ここぞとばかりに、水着の姉ちゃんがいっぱいいる、コパカナビーチに向かった。
たしかに雨はやんでいるが、空は曇ったまま。 おまけに風が強く、少し肌寒い。 こんな所にお姉ちゃんがいるわけなく、いるのはサーファーと子供だけ。。。
でもせっかく来たから、少しは泳がないと気が済まなかったので、水着に着替えて海へ突入!!
だが海は大荒れで、波打ち際でも2メートル近い波がある。 結局5分も持たず、海水浴終了。 鼻水ダラダラ、塩水飲み放題で散々(><)
従兄弟のコウジは海に入らず、水着のまま体育座り。
俺も一緒に並んで、人生は儚い、ということを語り合っていた。 その頃美、美和ちゃんはお買い物。 一番いい時間の過ごし方だ。
夏にまた来てやる!っていう、捨てぜりふを吐いて海を去った。



その後、地下鉄を乗り継いで、マラカナンスタジアムに。 なんといっても、ブラジルといえばサッカー!
雨続きで良いことがなかったから、最後くらいはいいものみようということで!
フラミンゴVSフレーメンスの試合を観戦した。 試合会場周辺は、早くも人がいっぱいで熱気がムンムン!!
早速会場に入って、フレーメンス側の席に行くと、お客さんが少ししかいない。 相手側のフラミンゴ側は一杯である。 間違って、アウェー側を買ってしまった。 よりに寄って治安が悪いリオである!! 焦っても仕方がないので、帰りは気をつけよう! ってことにして、試合を楽しむことにした。
試合前から発炎筒を炊いて、真っ赤に燃えている!!
テレビで見るような風景だ。 キレイだが、それ以上に怖さを感じるのは気のせいか?

試合はフルミネンスが先制して、会場は異様なムード。 応援しているチームが勝ってほしいが、暴動でも起こったらヤバイ!!
後半早々フラミンゴが追いつき、白熱した試合へ!!
後半40分、おされていたフルミネンスが逆転のゴール!! 周りのサポーターと抱き合って、喜びを分かち合うが、会場はかなりピリピリしたムードへ。







http://youtu.be/8HkPUcUDD0A

ロスタイムに入り、試合終了前に帰ろうか、と話をしていたところで、フラミンゴが起死回生の同点ゴール。
これには、周りのサポーターあ然。 そして試合終了。 それと同時にサポーター同志で、言い合いのけんかが始まったので、急いで退散。 ハラハラドキドキのサッカー観戦でした。

その後、宿に預けておいた荷物を取り、夜行バスでサンパウロへ帰った。

初めてのリオは雨ばかりだったが、それなりに楽しめた。
だが、やっぱり夏の暑い時期に来るべきだと思う。

  

Posted by キヨドコ at 21:14Comments(4)

2011年10月07日

パラグアイに いっちゃっちゃっちゃっちゃった の巻

はいさい、キヨです。

話は少しさかのぼります。  ブラジルに入る前に、アルゼンチンのイグアスでビザを取りました。(1ヶ月のマルチビザ)    おばさんの知り合いに頼めば、ビザの延長(半年)が楽にできるとのことだったので、短い期間でも大丈夫と思っていたのですが・・・

物事には絶対と言うものはありませんね。   それができなくなり、自分でどうにかしないといけなくなりました。   そんなわけで、観光ビザを延長をしにイミグレへ。

通常は3ヶ月まで延長できるが、今もっているビザは1ヶ月のビザなので、1ヶ月の延長しかできないとのこと。   しかも延長は1回だけなので、もしそれ以上いたいのなら、他の国で再度ビザを取り直さなければならない。   
色々考えた結果、まだしばらくブラジルに滞在したいので、ビザを取り直しに行くことにした。
近場で3ヶ月のビザを取れるところをネットで探すと、パラグアイの首都アスンシオンと、田舎町エンカルナシオンでとれるらしい。   都会よりは田舎のほうが好きなので、エンカルナシオンに行くことに決定した!!

サンパウロのTieteバスターミナルからバスに乗ること18時間、パラグアイ側の国境の町「シウターデル・エステ」に着いた。(110ヘアル 約7000円)
パラグアイは電化製品が非課税なので、多くのブラジル人が買い物に来る。   特に国境が接しているこの街は、大勢の人でごった返していた。   





ここでバスを乗り換え、エンカルナシオン行きのバスに乗った。(45000GUA 約1600円)
ブラジル側より、のんびりとしている感じの道が続く。    話す言葉もスペイン語になっている。 ようやく、他の国に来たことを実感した。 
そしてバスに乗ること6時間、ようやくエンカルナシオンに着いた。
宿はバス停の近くにある、「Hotel Germano」に決定!!  ここは日系2世のあき子さんが経営をしている宿で、居心地よく安心できる宿。  シャワー・トイレ共同で30000G(1050円)、タオル石鹸付。   情報ノートあり、あき子さんに聞けば色々教えてくれる。

街には2件の日本食レストランがあったり、スーパーに日本食材が売っていたりと、日系人も結構いるらしい。    宿から少し歩くと大型スーパーがあったり、ネットカフェがあったりと、のんびりとした田舎町だが、色々物がそろっていて面白い街だ!!   











翌日、ビザを取りにブラジル領事館へ行った。  用意したのは、パスポート・写真1枚・60USドル分の現地通貨のみだった。   イエローカードの提示は求められなかった。   午前中申請で、2時間後受け取り。

コレで用事は済んだのだが、コレだけで帰るのはもったいないので、近くにある「トリニダー遺跡」に行くことにした。

約30キロ離れたこの遺跡へは、バスターミナルからローカルバスで行くことができる。(1時間で、5000G 約175円)  バスに乗る時、運転手に「トリニダー遺跡に行きたい」と言えば、遺跡入り口の道路沿いで下ろしてくれる。   そこから徒歩15分位。    

この遺跡は、映画「ミッション」で使われた場所らしい。    あまり期待しないで行ったからか、とってもよくて久しぶりに堪能した。  思えば南米に入って以来、初めて行く遺跡だったので、インカ時代(?)の建物や壁のモチーフ等が、今まで見てきたものと違っていた。   アジアでもなくヨーロッパぽくもない。   何か自分の中に新しい風が吹いたような、新鮮な気持ちになった感じがした。
所々、補修をしているが、あまりに気ならない程度。   また、こんな良い遺跡なのに、人が全然いない。    2時間くらいか自分ひとりしかいなくて、何も考えずに、ぼ~っとしていた。





























しばらくして街に戻り、鳥の丸焼きとビールで夕食。   普段1人ではあんまり飲まないが、気分がよかったので4本も飲んじゃった!  




食後のマテ茶(苦いけど体に良さそう)

エンカルナシオンは、ブラジルビザを取ってすぐに帰るつもりだったが、居心地がよかったんで結局4日間もいてしまった。   
今度来た時は、他の街も見て回りたいと思う。
   

    

Posted by キヨドコ at 18:05Comments(0)

2011年10月05日

サントス観光と チョンダラー登場!! の巻

ブラジルにきて初めて聞いたのですが、ここには親戚がいっぱいいました!
その親戚周りをしていた時、一人の青年との出会い。   名前は「ハファエル」で、おばさんの旦那さんの兄弟の子。  日本で言えば又従兄弟になるのか??     なんとこのハフェエルが、俺に似ているらしい。   会う前まで色んな人にいわれていたので、実際似ているのか興味があった。

会ってみると・・・












「に、似ている!」  たしかに自分から見ても似ていた!!    世の中には3人似ている人がいるといわれるが、その中の1人だろうか?   しかも親戚の中にいるなんて!!
そのハフェエルの出身地は、コーヒーの輸出する港で有名になった「サントス」。

今は大学に通うため、おばあちゃんの家に居候しているとのこと。    
ある日曜日に、おばあちゃん・ハフェエル・おばさん・カオリ・俺で、サントス観光に行きました。
サンパウロから車で約1時間で、サントスに到着。  サンパウロよりあったかく、少し蒸し暑いくらいだ。    水着を持ってきたら泳げたのに、ちょっと後悔・・・






ハファエル(たしかに似ている)

ビーチで少し過ごした後、近くの展望台へ向かった。   スキー場にあるようなリフトを使い、丘の上へ!

そこからサントスの街を眺めることができ絶景だった!   天気がよく、街と海がきれいに見える!!
サントス、なかなかいい所である。








話変わってある日、サンデアーマという所でミス琉装のコンテストがあった。   もちろん、出演者は全て日系沖縄人の2世・3世・4世達。    かなり興味があったので、予定を空けて見に行った。

午前中の余興で、「レキオスエイサー」が演舞をするらしい。  団長がおばさんの知り合いだったので、お願いをしてチョンダラーで一緒に踊ることになった。   
(チョンダラーとは、沖縄で踊るエイサーのピエロみたいな役で、裏方をやりながら周りのお客さんを楽しませる人のこと)

聞いてみるとブラジルでは、そのチョンダラーを見たことがないらしい。   「果たしてここの人に、うけるだろうか?」 少し心配であったが、なんくるないさ~でやってみた。










いざ踊ってみると・・・大好評!    沖縄の人よりもノリがよく、頼みもしないのに一緒に踊ってしまう位である!!     踊り終えた後、おばあちゃんたちに囲まれ「ありがとう、よかったよ」と褒められた。    大成功!!!    やっぱり、みんな沖縄人の血が流れているらしい。 

余興後、いよいよお待ちかねのミス琉装が始まった。   皆すごく綺麗な人ばっかりである!!   育つ場所でもそうなるのか、沖縄人とは何かが違う。   雰囲気なのだろうか?    例えていうなら、帰国子女の子のような感じ。   
だが中にはハーフの子もいて外見はヨーロッパの人みたいだが、ウチナーグチ(沖縄方言)を使っていてそのギャップが面白かった。  

その中休みの時、サプライズが!  特別ゲストが来ているらしい。    その人は・・・


Boomの宮沢さんだった!    世界各地で「島唄」がヒットしていて、今回は南米コンサートで来伯しているとのこと。  思いもよらないサプライズで、みんなは大興奮!!

時間があまりなかったので、新曲と島唄を弾き語りした。   
ライブで聞く島唄、しかも日本から遠く離れたブラジルの地ということもあり、心に沁みて涙が出そうになった。




おまけ・・・ある土曜日に家の近所で、お祭りがあるから参加しないか?と誘われた。   フェスタ・ジェニーナといって昔の農家の格好で、焚き火を囲みながら踊るという、聞いただけでワクワクする様なお祭り!   当日は各家庭からお肉や飲み物を持ち寄り、それをみんなで食べながら楽しむ。
コスプレ大好きで、いろんな国で着ぐるみを着ていたから、今回もエルモで参加をした。
登場した瞬間、みんなが笑って握手を求める!   さすがブラジル人である!!   ノリが違う。
俺も負けじと、できもしないサンバを踊ると、大爆笑!!!    「こんな日本人初めてだ!」と言ってくれて、一緒に踊りまくった!   その後はみんなで着ぐるみ着けまわし。    すごく面白いお祭りだった。  

ブラジルの雰囲気は、メチャクチャ自分にあっていると思う。   ブラジル最高!!    
         




     
  

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2011年10月05日

サンパウロ観光と 世界最大の日本人街 の巻

約3ヶ月前のことを思い出しながら書いています。(まるで夏休み明け目前の小学生のよう)
ブラジル滞在中は毎日、力一杯食べていました。   まず、毎食っていいほど出るお肉★   美味しい野菜とみずみずしい果物。  それと何と言っても、おばさんが作る和食&沖縄料理がメチャクチャ美味しくて、吐きそうになるくらい食べていました。


おかげで8キロ太っちゃった!


一時期ダイエットも考えたけど、美味しい食事を目の前にするとどうでもよくなって、一向によくならないのであきらめました。

なんくるないさ~


余談はこのくらいにして今回は、サンパウロ観光のことについて書きます。

サンパウロの中心地「セー広場」には、メトロポリターナという大きな大聖堂(教会)があります。  ブラジルはカトリック教徒が多く、街のいたる所で教会があるが、ここの大聖堂は別格と言っていいほど巨大で豪華。         ステンドグラスがすごく立派でした!!
っといってもヨーロッパで見るような感じです。 







Banco Brasil だったかな?   そのビルの屋上から、サンパウロ市内を見ることができます。
思ったよりもサンパウロは都会で、ここからの眺めは東京と代わらないくらいの町並み。





また地下鉄サン・ベント駅周辺は、衣類・電化製品・玩具・布製品等の、卸屋兼小売の店が多く、外の場所よりも安く手に入るのでオススメ場所です。   ただ、人がたくさんいるので、スリ等に気をつけないといけない・・・
そこから10分歩くと、市営市場があって中を見学するだけでとても楽しいです。















最後に忘れてならない、サンパウロで日本人に1番有名所、リベルダージという日本人街。   最近は韓国人・中国人が増え東洋人街に変わりつつある。    
ここにある日本食材の品揃えは、たぶん世界1だと思う。   少なくとも今まで行った所では、ダントツの品揃え!    一番ビックリしたのが、昔駄菓子屋でよく買っていた、マルセンのフーセンガム。  10円で丸いガムが4個入っているやつ。(イチゴ・ブドウ・みかん味)
それまで売っている!!    もちろん、大福・豆腐・納豆(ブラジル産)もある!!!
ここで思わず納豆を買って1年半ぶりに食べたら、涙が出てしまった。





至る所に「YAKISOBA」も売っていた。    ここまで日本文化が浸透している所は見たことがない。    しかも日本から一番遠い国のブラジルでだ!!!
この社会を作った、日系人に感謝をしたい。
  

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2011年10月05日

久しぶりの再会と 日本人移民100周年祭 の巻

6月21日お昼1時、アルゼンチン側のプエルトイグアスから、バスでサンパウロに向かった(198ペソ 約7000円)    このバスはカマシートという席で、3列シートのVIPバス!!
飛行機のビジネスクラス並みの広々席で、乗り心地最高&飲み物飲み放題。    南米のバス(アルゼンチン)は、かなりレベルが高いんじゃないかと思う。   15時間乗っても、全然苦痛じゃない。
時間も正確だが、予定よりも早くサンパウロの Tiete(チエテ)バスターミナルに着いた。

着いた時間は朝の4時。  早く着きすぎ(><)     
治安が悪いと聞かされているサンパウロだ。    いつもより警戒しつつ、おばさんが来るのを待つことにする。

話がそれるが、実はサンパウロの隣の街「サント・アンドレ」に、おばさんが住んでいる。   っで、サンパウロ滞在中は、おばさんの家にお世話になれる!!    しかも迎えにまで来てくれるらしい。

朝6時、約束の時間に迎えに来てくれた。    2年ぶり(出発前に沖縄であった)に会うおばさんと、5年ぶりに会うコウジ。そして小さい頃以来、約20年ぶりに会うカオリとの再会!!
この旅一番の嬉しい再会だ!!    
家に着いてつのる話をしつつ、久しぶりに食べる「手作りの味噌汁」に舌鼓を打った。

しばらくして、おばさんが「もし疲れていなかったら、日本人移民100周年祭を見に行けば?」
と言ってくれた。   チケットは友達から譲り受けたらしい。  

この100周年祭は、1908年に日本人がブラジルに移民をしてから、ちょうど100年にあたるのを記念をして行われる祭りだ。    (ちなみに、今回の祭りは日本人全体の移民のまつりで、8月には沖縄県人の移民祭がある)   

昼食を食べた後、従兄弟のコウジとカオリに会場に連れて行ってもらった。

式典は前日にほとんど終わっていて、主に芸能祭が行われていた。
空手や日本舞踊、さらにはよさこい音頭まであり、日本に帰ってきた感覚に陥る。  しかも500から1000人近い人が踊っていて、その迫力に圧倒された!!
ちなみにこの会場は、カーニバルの時期に行われるサンバ会場で、約500メートルの大きい通路の左右に、スタンド席が設けられている。   こんな会場を見たのは初めてで、さすがサンバの国だな!と思った。      


   
話がとんだが、辺りが暗くなるにしたがって、お客さんのボルテージも上がってくる!
フィナーレでは、ライトアップされたアレゴリアという山車と、水着のダンサーが出てきた!!    サンバである!!!     軽快な音楽にあわせて、早いステップで腰をクネクネさせる。
観客の中には踊っている人もいて、まるでクラブにいるよう。   
やはり、ブラジルの人はラテン的な民族だ。    自分にはその雰囲気がすごくあっている感じがした。















翌日、フェーラという青空市場へ。   フェーラは主に、住宅街の道を通行止めにして、毎日違う場所で行われている市場のこと。   スーパーよりは新鮮で、美味しいものが手に入るから、いつも地元の人で盛り上がっている。   売られている物は、野菜・肉・魚・香辛料・果物とあらゆるものが売られている。   特に果物の種類が多く、見ていて楽しい。   熱帯地方で育つドラゴンフルーツ・マンゴーと、寒い地方で育つリンゴやイチゴが一緒に並んでいるのを見ると、ブラジルがどれだけ大きい国かを実感できる。    また、はじめてみる果物もあった!    アテモヤという、緑色のゴツゴツしたソフトボールみたいなものだが、中身は白く練乳みたいな味でメチャクチャ美味い!!















ブラジル最高だ~!!      
  

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2011年10月05日

世界最大級の滝を 見た!! の巻

ただのんびりと1週間を過ごしたブエノスに別れを告げ、次の目的地のプエルト・イグアスに向かった。(140ペソ 約5000円 19時間 カマシート)

ここでは世界的に有名な「イグアスの滝」見学と、次の訪問地のブラジルビザを取る予定だ。
着いた時間が夕方近くだったので、この日は町をぶらぶら歩くだけにした。

翌日、午前中にビザ申請をして3時間後にブラジルビザを取得。  
その後、イグアスの滝を見に行こうとしたが、あいにくの雨。   「いくか、行かないか?」迷っている所に、ブエノスで同じ宿に泊まっていた人に偶然会った!   パラグアイの有名な日本人宿「ペンション園田」から日帰りで来ているらしい。    旅は道連れということで、一緒に滝を見学することに。    バス停から約30分かけてイグアス国立公園へ。

国立公園のゲートは、思ったよりもしっかりしている。  まるでヨーロッパみたい。   入場料40ペソ(約1500円)払い園内へ。   徒歩5分くらいの所に、トロッコみたいな小さい列車がある。   これに乗って園内を観光するらしい。    遊園地の遊具みたいな感じで可愛く、なかなか味のある列車だ。





途中、下車駅があったが降りず、1番の見所の「悪魔の喉笛」を目指す。        
駅から歩くこと10分、それまで滝らしい雰囲気はなく、ただ大きい川が何本もあるだけ。    しかも雨に濡れて寒いので、見所だけ押さえてすぐに帰る予定だった。









・・・が、それは大きな間違いだった。    雲と思っていたものが、近くに行くと水しぶきであることに気付いた頃には、「ゴォー!」という地響きらしい音が聞こえている。



その「悪魔の喉笛」と呼ばれる滝つぼを見ると、その自然の脅威に圧倒されて言葉が出ない。

圧巻である!!    すごい。    体中の血液が、波を打っているのを感じられる。    久しぶりに、鳥肌が立った。    







ブラックホールみたいな巨大な穴に、流れ落ちる水が多すぎて、滝つぼが見えない。    しかもその水しぶきが、高さ80メートルある所まで飛んでくる位だ。      
しばらく見ていると、映画「ミッション」を撮影中、滝つぼに人が落ちるシーンを撮影していて、スタントマンが亡くなった話を思い出した。     これは人から聞いた話で、実際その映画を見たことないが、その滝つぼを見ているとそれがあまりにも無謀なことだと思った。


雨と水しぶきでずぶ濡れになったが、滝を見てテンションが上がっているせいで全然気にならない。     予定を変更して、他の滝も見ることにした。

列車を乗り継いで散策道を他の滝に向かって歩く。    晴れた日は無数の蝶やアナグマが見れるらしいが、あいにくの雨だったので見れたのは1匹のトカゲのみ。    
だが、1つだけ珍しいものが見れた!!    
それは遊歩道の近くの滝を見ている時、1匹の青い鳥が滝にめがけて入っていった!     「えっ?!」  思わず声が出てしまう。    
「自殺か?」   トリ社会にも、餌の減少や自然破壊等による色々ストレスがあって、生きていくのが難しいのか? と思っている間にも、またトリが1匹滝の中に入っていった!!    一緒にいた友達が「テレビで見たことがある」と言い、そのトリは滝の上部に巣を作っていると説明してくれた。   なんでも外敵から身を守るために、わざわざ滝の内部に巣を作るらしい。    人間でも滝に飛び込むには大変なことだが、小さなトリがそれを実行している。    しかも巣を出る度だから、1日何回もだ。    どんな真面目な修行僧よりも、滝に打たれていることになる。    このトリの偉大さを感じることができた。

話はそれたが、この公園内には代償100あまりの滝があるらしい。    高さ20メートルの滝がすぐ間近で見れたり、滝の上部から流れ落ちる水を見れたりもできる。    また、離れ島に渡ったり、ボートで滝つぼの近くに行くこともできる。   今回は、雨で寒く時間があまりなかったので断念した。

















天気が悪かったがその分水量が多く、それなりに楽しむことができた。    
できることなら、天気のいい日にまた訪れたい。            

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2011年10月05日

世界1危険(?)な動物園にいってきた! の巻

ブエノスアイレス滞在中、街の郊外にある動物園に行きました。  そこは「Zoo Lujan」という所で、動物がいる檻の中に入ることができ、ライオンやトラに触れるらしい。
そんな危険と隣り合わせの動物園へ、地下鉄とバスを乗り継いで、片道約2時間かけてそこへ向かった。


 
入場料(20ペソ約700円)を払い、まずはアヒルたちのお出迎え。  数多くいるアヒルに混じってフラミンゴもいる。   今の所は普通の動物園である。


アフラックたちのお出迎え


フラミンゴ達


次は水牛のコーナー。  今回は「動物とのふれあい」をテーマにしていたので、サメを被ってのご対面。  水牛はビックリしたのか、威嚇をしてくる。   さすがにこれにはビビッタ(><)





次はヤギ・羊さんコーナー。 「め゛~」と泣き声を真似てのふれあい。  気がつくと5匹のヤギに囲まれている。   ちょっとした有名人だ!!
「サメさんは怖くないんだね~」と、ヤギを感心していたら、ポケットに入っているパンフレットを食べているのに気付いた。    
「こら!ヤギ汁にして食っちゃうぞ!!」と怒ったが、美味しそうに紙を食べるやぎさんをみていると、可愛くて癒される。   だが紙がなくなると、ズボンのポケットや、サメのしっぽまで食べようとしていた・・・    ヤギサン恐るべし!!







その後、おサルさんコーナーへ向かった。   名前はわからないが、しっぽが長くて小さい可愛いサルと、係員が子供のチンパンジー(?)を抱っこしていた。  係員に進められて、チンパンジーを抱っこした。   するとすぐに甘えてきて、顔を触ったり舐めたりする。    とても甘えん坊で可愛かったが、口の中にまで指を入れてきたのでギブアップ。   





いかにも南米!という感じの鳥を観察後、昼食タイム。  10ペソと少し高かったが、食べ応え十分のでっかいハンバーガーだった。





昼食後は、ゾウさんコーナーへ。   そこでゾウに乗り、広場を一周する。   ゾウに乗るのはタイ以来だ。  まさか南米で乗るとは思ってもみなかった。    乗り心地は相変わらず怖い。



次に向かったのが、メインディッシュのひとつのライオンコーナー。   檻の近くには、ミニチュア・ダッケスフンドとライオンが仲良く座っていて、こちらを見ている。   餌になりそうな小さい犬とライオンの2ショット。   とても不思議な光景だ。
聞くと、ここで産まれたライオンは犬に育てさせるそうだ。   そのおかげ(?)か、人間にもなついていて、触ることができる。   だが噂では、年に数回噛まれる人がいるらしい・・・




不思議なツーショット

ライオンの檻の前に来ると、係員が中に入れという。   「えっ、いいの?何か注意事項とかないの??」と半信半疑で檻の中へ・・・
中に6頭のライオンが日向ぼっこをしていて眠っている。   その中の1頭だけ、興奮しているのか周りをうろついている。 係員がこちらに来ないようにガードをしているが、なんだか適当にあしらっている。   はっきり言ってここは、安全ではない!   だが、危険でもない!! とも思う。



http://www.youtube.com/watch?v=G-Xzqmu-QVw

もう1人の係員に、寝ているライオンに触って言いかとたずねると即座にOK!     恐る恐るそばに行き、ライオンタッチ!!    雌のライオンで体長は俺よりもでかい!!!    横腹をさすると、体温と息使いが伝わってくる。     多分5秒くらいだけで怖くなりギブ。    はじめはムツゴロウさんみたいに、一緒に寝てじゃれあおうと思ったけど、目の前にいるライオンは迫力があり、とてもそんなことはできなかった(><)    百獣の王ライオンはすごかった!!



http://www.youtube.com/watch?v=cJ7xM0xmmJg

その後はトラ君コーナーへ。     中にはお母さんトラと、子供のトラがいた。    お母さんトラは寝ていて係員が触れというが、2メートル以上もある大人トラでとても怖くて触れない。     そのかわり、子供トラには触ることができた!!     ネコ科の動物だけあって、仕草がネコによく似ている。    毛並みも綺麗でとても可愛かったが、それ以上に怖さもあった。       でもライオンよりは親しみがあり、もし飼う事ができるのならペットにしたいと思った。    







http://www.youtube.com/watch?v=3l2AakwWKnc

動物園には3時間しかいなかったが、十分に堪能できた。   こんな動物園は世界中でもあまりないだろう。    日本では120%無理。    久しぶりに恐怖と充実感を味わった。
少し怖いけど、一度体験するのはいいと思う。    ブエノスに行くことがあれば、ここは絶対に行った方がいいよ。(危険を覚悟の上で・・・)   

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2011年10月04日

南米大陸突入! の巻

6月11日午後4時、エジプトのカイロ空港からイタリアのローマへ。(3H)
トランジェット(2時間)して、アルゼンチンの首都ブエノスアイレスに向かった。(14H)
これが南米初上陸である。   空港から市内へバスで向かい、最近できた日本人宿「上野山荘別館」にチェックインした。  余談だがこの宿は、パタゴニア諸島のウスアイアにある超有名宿「上野山荘」の綾子おばさんの娘さんが経営している宿である。
長旅で疲れていたが、この宿に着いた瞬間、すぐに疲れが吹き飛んだ!!
何故かホッとするのである。  日本人しか泊まっていないのもあるが、今までの宿とは何かが違う。   うまく説明ができないが、我家に帰ってきたような感じがする。   また、この宿の主である伊都子さん、LUISさん夫妻の心遣いが最高でした。   街の中心地近郊なのでもし、ブエノスで泊まるなら「上野山荘別館」に泊まってみてね!!
http://www.geocities.co.jp/NatureLand/7335/uenobsas/index.html

しかもこの宿で久しぶりの再会が!!!  パキスタン北部にある「フンザ」という、山間の小さな村で会ったジャン君。   ちょうどその頃、原因不明の高熱で寝たきりバックパッカーをしていた。   
それから約10ヵ月後、遠く離れた南米での再会は、お互い予想もできないことで、驚きとうれしさで心がいっぱいになる。    こういう出会いは旅をしているとたまにあり、それまでの経緯を話し合って盛り上がる、これは長旅の醍醐味だ。

夕食はもちろん自炊。  ここアルゼンチンは、牛肉が美味しくて安いことで有名。  早速スーパーへ買出しに出かけた。  売っている牛肉はほとんど赤身の肉で、キロ販売が主。   普通のモモ肉で1キロ400円と格安。   せっかくなので、LOMO(テンダーロイン)という最高級肉をゲット!(それでも1キロ1100円)    もちろん赤ワイン(カベルネソービニオン)も買っちゃった(400円)  



 肉は塩・コショウだけの味付けで、おろしニンニク醤油につけて食べた。    シンプルだがこの食べ方が一番好きで、肉の旨みが十二分に堪能できる。   また、その後に飲むワインが良く、値段の割には芯がある味わいで美味!    これはやばい!!    また沈没(長期滞在)してしまいそうな予感・・・



週末にワールドカップ予選の、アルゼンチンVSエクアドルがあるという。   そのチケットが追加販売されていることを聞いたので、ダメもとでヒロ君とチケットを買いに行った。   
日頃の行いが良い(?)せいか、運良くチケットをゲット!!(ゴール裏の自由席25ペソ・約850円)   
試合当日、俺はサメを被りヒロ君はエルモを着て、周りのアルゼンチン人に白い目(?)で見られながら会場へ向かった。





会場内はすでに盛り上がっている。  
「どこから来たんだ?」   「日本だ」   「おーそうか、俺は日本が好きだ、面白い格好だな」と、周りのサポーター達は友好的。    試合はやはりレベルが高く、個人技がすごく目立った。       エクアドルもなかなか強い。   そして、先制したのは以外(?)にもエクアドル。   それからお互い譲らず、後半40分が過ぎた。    段々、サポーターの応援が熱気を帯びる。  
「もし、これで負けたらやばいことになりそう」一緒にいたジャン君が言う。   確かにそんな感じがする。   しかも俺達、目立つかっこうをしていて標的になりやすい(><)     






「ヤバイ、せめて同点に!」という思いが見事通じ、ロスタイムに奇跡的なゴールで同点になった!!


ある日、バスでボカ地区へと向かった。  ここはヨーロッパからの移民や、アフリカ系の人々など様々な人種の人々であふれてた所で、タンゴの発祥の地でもある。   まずは、その中心地にあるカミニートを見学。   青・黄色・緑・ピンク等のカラフルな色の建物が並んでいて、昔の街の様子を残していた。   またそこにあるオープンカフェで、若いダンサーがタンゴを踊っている。   生演奏に合わせて息もぴったりな踊りは、映画のワンシーンのような感じ。   昔にタイムスリップした錯覚に陥る。   











そこから15分歩くと、サッカーファンには有名な「ボカ・ジュニオールス」のスタジアムがある。
残念ながら試合はやってなかったので、場内見学ツアーに参加した。(博物館とセットで30ペソ約1000円)  少し高いかな?って思ったが、充実したツアーでした。    
まずは観客席へ。  スペイン語と英語での説明後、ピッチの上に移動。   ピッチといってもゴール脇の小さなスペースのみだが、めったに立つことができない所なので感激した。





その後はインタビュールームや、ロッカールームを見学。   普段見ることができない舞台裏が見れて、とてもいい思い出になった。





思わずユニフォームを買いたくなったが、予想以上の値段だったので断念した(><)



上野山荘別館の愉快な仲間たち
  

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2011年10月04日

黒・白砂漠と ヤボーヤ の巻

カイロに滞在して一週間が過ぎた。   相変わらず、夜行性の生活が続いている。  昼間の気温が40度以上。  たまに45度近くまで上がる(><)    早くも、王家の谷があるルクソールと、アブシンベル神殿行きをあきらめた。    最近行った人に聞くと、アソコに比べるとカイロは涼しいくらいだ!というくらい暑く、50度近くまで気温が上がったらしい。
俺自身、すこしMなので「ちょっといいかな?」とも思ったが、カイロにいるだけで体調がわるいのにもっと暑いところに行ったら、ミイラになる可能性があるので今回は断念した。   エジプトにはまた来る予定なので、その時に行きたいと思う。

どこにも行かないのも面白みがないので、黒砂漠・白砂漠ツアーに行くことにした。  
これは、バフレイア・オアシスの近くにある砂漠を見て回り、そこでキャンプをするちょっと粋なツアー。    中東にいる時、いろんな人に進められたツアーでもある。
参加する人を集めると、日本人だらけの総勢8人になった。(一人当たり90ポンド・約1800円)
ちなみにカイロからバフレイアオアシスまでは、自力で行かないといけない。
朝8時のバスに乗り6時間後、やっとバフレイアオアシスに到着。
バスを降りガイドの人と会って、砂漠ツアーが始まった・・・・・っが、このガイドが少し曲者だった。

まず昼食を自宅らしいところで食べていたが、その最中にジープを2台にしないか?(お金を浮かすために1台にジープで8人乗ることにしていた)とか、もっといいところがあるけどそこにも行かないか??とか、色々話をしてくる。  それはいらないと断っていたら、「こんなんじゃ、バッドなツアーになるぞ」と少し脅してきた。   
これを聞いてプッチーンとキレてしまい、大人気ないが、ブログに書けないような事を言いまくってしまった。   そのおかげ(?)か、向こうもあっさりと引いてくれて無事にツアー再開!!

町中を過ぎるとすぐにまわりは何もなく、ただ道が1本続いている。  そこをしばらく走って未舗装道路に入り、そこからは悪路を走った。たまにすごい振動で天井に頭がぶつかるが、それがまた楽しい。

30分走った頃、黒砂漠に着いた。   砂漠といってもサハラみたいな砂の砂漠ではなくて、土と石が広がった砂漠である。   そこはなぜか、黒い石が辺り一面広がっていて、黒砂漠の名前の由来がわかった。   聞くとそこは昔火山が噴火して、鉄鉱石が散らばって黒々と見えるとのこと。
なかなかいい景色だったが、かなり暑くなってきていた。  さすが砂漠だ。  カイロなんて比じゃないくらいである。   





次は温泉に行くという。   そこで曲者ガイドがまた変なことを言い出した。(なぜか何かを決めるときは俺に言ってくる)   「温泉は1人入場料が10ポンドかかる」と訳のわからないことをいう。   ちなみにドリンク代以外の全ての料金は全て込み、とのことで来たからもちろん抗議。   すると今度は「1人5ポンドなんだ」とあきらめない様子。   これは言ってわからさないといけないと思い、やはり紙面に書けないようなことを言い、猛烈に怒ったらしぶしぶ承知した。

エジプトでは、観光客からできるだけお金を取ることを頑張って、肝心の仕事はあまりしないという人が多い気がする。     思い起こせば、ベトナムやモロッコでもそうだった。    その国自体は好きなのだが、観光客相手の人(お金が絡んでくる付き合いの人)は悪いイメージしかない。    もちろん親切な人もいっぱいいるのだが、変な人に会う確立の方が高い。

話は飛んだが、黒砂漠から車で20分行った所に温泉があった。    温泉といっても成分が入っているだけで、お湯ではなくて冷たい水だ。   いわゆる冷泉である!
すぐにパンツ1枚になって、地元のエジプト人と一緒にサメを被って水遊び。    そこは露天風呂で周りは砂漠である。   砂漠を見ながら入る温泉は初めてで、面白いシチュエーションだった!!    







その後はクリスタルマウンテンという、クリスタルでできた岩山見学をして、今回のメインイベントである「白砂漠」へ向かった。







そこはそれまでの黒砂漠とはまったく違い、辺り一面真っ白である。  
まるで月面にいるような感覚。    わかりやすく言えば、ナメック星にいる感じである。    フリーザやデンデがいるのではないか?と思ってしまう位だ。 
周りは石灰石でできた岩が、長年にわたって風や砂によって、キノコの形をしている。      そのキノコ岩が無数に立ち並び、砂の砂漠が広がっている。     もちろん、草や木はない。    異次元の世界に来たという、錯覚に陥りそうである。












白砂漠の夕日

風除けのシートを張り、テーブルと敷物をセッティングして、ガイドがベドウィン料理を作り始めた。  
料理を作っている最中、人参を切っていたガイドが「指を切った」 とわめき出した。     見たところ血は出てないが、念の為持っていたバンソーコーをあげた。     それでもしきりに痛がっていたので、みんなで手分けをして手伝ったが、それがこのガイドの思うつぼだった事は後で知ることとなった・・・

怪我をしても一生懸命作る姿を見て、俺を含め皆「こいつは結構いい奴かも知れない」と思ってきた。    しかもできた料理がとても美味しくて、皆ですごい! と感動。    これに気を良くしたのか、ますます痛がるそぶりを見せだす。
「ヤボーヤ」   しきりにこの言葉を言い、怪我をした指を天に上げる。    あまりにもひどくなってきたので、鎮痛剤をあげると断固拒否して飲まない。       
「こいつ、ウソついてね~?」  皆が疑い始めてきた。    ちょうどその時、外の場所でキャンプをしていた人が遊びに来たので、一緒に焚き火を囲みながらお酒を飲んだ。    持っていたサンシンを弾くとだんだん盛り上がり、怪我をしていたガイドがジャンベ(太鼓)をたたき始めた。     





ウ、ウマイ!!    乾いた太鼓の音に合わせて、低い音から高い音を駆使した歌声が自然に響きあう。    時折、焚き火の音がいい伴奏になる。     お酒を飲みながら聞く民族音楽が、夜の砂漠とマッチしていた。
さすがベドウィン民族だ・・・    と、感心していたがひとつ気にかかることがあった。    震えるほど痛がっていたガイドが、手や指を使ってジャンベ演奏をしている。      曲が終わったところで「お前の指は大丈夫なのか?」と言うと、また「ヤボーヤ」で痛がる。     ここまでくると、怒りを通り越して笑ってしまう。    

寝る場所は好きな場所にマットを置き、毛布を何枚も重ねて寝るだけ。    もちろん外だ。    目の前には無数の星が瞬いている。     不思議と砂漠の夜空は奥行きがあるように感じられ、そこに宝石のような星が沢山散りばめられていた。     妙な立体感で、目の前に星があるように見えて、時折流れ星もある。      不思議な感覚のまま星空を見ていたら、気がつかないうちに眠りに落ちていた・・・






翌朝起きると、太陽が出た後だった。    サンライズを期待していたが不覚にも寝坊(><)     でも朝日の輝く白砂漠は、また違った一面を見せていてとても美しかった。



すでに皆は起きていて、ガイドだけがまだ起きていない。     ガイドを起こして朝食の事を聞くと、かごに入っているパンにジャムをつけて食べろと言う。     しかも、お茶は自分で作れと言うありさま。     「これはお前の仕事だろ」と言うと得意の「ヤボーヤ」攻撃。     「おまえ仮病だろっ! さっさと作れやボケ!!」 と、優しく突っ込んで朝食を作らせた。     アホなのか、観光客だからなめているのか(?)よくわからないが、とにかくこいつはダメガイドだ。   

でも、ブログのネタになったからまっいいか。     多分今日も「ヤボーヤ」と言ってるに違いない。



これも含めて、いろんな意味で楽しんだ黒白砂漠でした。 
         
  

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2011年10月04日

三角お屋根の墓(?)と KFC の巻

カイロについて4日目、ようやく世界7不思議のひとつの「ギザのピラミッド」へ向かった。
本当はもっと早めに行く予定だったが、長旅で色んなものを見すぎたせいか、好奇心が薄れてきている。  それで、昔から憧れだったピラミッドもあまり見る気がしない(><)   贅沢な悩みだと思う。
でも「これではいけない!」と思い、無理に重い腰をおこした。

早朝に行くつもりだったが、予定通り(?)の朝寝坊で出発したのはお昼前。
当然、外は灼熱地獄。  気温は40度を超えている!!  しかも毎晩、朝3時過ぎまで麻雀をするという、不規則な生活のせいで体調が思わしくない。
そんな状態で、歩いてバスターミナルについた時、頭がフラフラしていた(><)
明日にしようかと思ったがこの調子だと、いついけるかわからなかったので、無理やり行くことにした。

バスに乗ること約1時間(片道1ポンド約20円)、ビルの間から、TVで見覚えのある三角お屋根が見えてきた!
ピラミッドは郊外にあると思っていたので、市街中のしかも、建物の間から見えて新鮮に感じる。

入り口で入場料を払い(25ポンド学割)、いざピラミッド公園内へ!!
ゲートの正面にスフィンクスがいて、その後ろに3大ピラミッドが並んでいる。





ゲートから見ると、スフィンクスは小さくしょぼく見えるが、近くに行くと結構でかかった。
っということは・・・後ろにあるピラミッドが、でかすぎるわけである。

右から、クフ王・カフラー王・メンカウラー王と並んでいる。
クフ王とカフラー王のピラミッドは、同じくらいの高さで約145メートルあるが、メンカウラー王のは半分以下の65メートル。   規模は小さいが、頂上付近の状態がきれいに残っていた。







ピラミッドの近くまでくると、その石の大きさに驚く。 ひとつの石の高さが約1.2メートル。   それが100段以上も積み重なっている!!    紀元前3000年に作られたとは思えないくらいの規模のでかさである!!!     「昔の人はとてもすごかったのに、今はなぜ??」と、失礼だがエジプトにいると、どうしても思ってしまう(><)     










ピラミッドの中にも一応入れるが、入場料の高い(100ポンド約2000円)のと、体調がよくないので断念した。    

興奮していたせいか、気付くと頭がぼうーっとしている。   体調がよくないのに、灼熱の中を3時間も歩いていたせいだ。    公園の入り口正面に、KFC(ケンタッキー)があったので、そこで一休みをした。    このKFCは、スフィンクスの目の前にあることで旅人の中で有名である。
元KFCで社員で働いていたこともあり、興味があったのでチキンのセットを食べた。
予想通り(?)日本のよりはパサパサしていて味が薄く、お世辞にも美味しいとは思わなかった(><)
だがそこ(3階)から、スフィンクスとピラミッドがキレイに見れ、しかもクーラーが効いている。

公園の目の前にあり、一番景観を壊しているだろうKFCが、皮肉にも一番居心地のいい所だった。

  

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2011年10月03日

埃と喧騒の街 カイロ の巻

5月27日朝8時、約3週間いたダハブを離れエジプトの首都「カイロ」へ向かった。
ダハブからカイロへの直通バスは、外国人料金で値段が倍近くかかるので、スエズ経由で行くことにした。 
ダハブからスエズ(約8時間 35ポンド→約700円) スエズからカイロ(2時間 9ポンド 約180円)

カイロはごみごみして空気が汚く、バスから降りた瞬間、またダハブに帰ろうかなと思ったくらいだ。   
そこから市内に移動して、「スルタンホテル」というバックパッカーに有名な安宿にチェックインした。(ドミトリー トイレシャワー共同 12ポンド 約240円)



この宿でダハブで会った麻雀仲間のタックンと、素潜りマスターの太郎君(本名)がいて、久しぶりの再会を喜んだ。
太郎君の勧めで、近くにある食堂のタゲン(ペンネアラビータをスパイシーにしたもの)を食べた。



これは久しぶりにヒットした食べ物で、付け合せにニンニク酢を入れるとまた美味しい。  結構量もあって、値段が4.5ポンド(約90円)!!    これはコシャリよりも好きだ!!
食後は、フルーツジュース屋サンにある「フルーツコクテル」を食べた!   りんご・バナナ・メロン・イチゴに、ヨーグルトをミックスした最強のデザートが、1ポンド(20円)で食べられる。  



またイスラム圏ということもあり、スイーツも充実している!!   ワッフルコーンの美味しいアイスクリームが3ポンド(60円)、直径10センチのイチゴタルトが5ポンド(100円)と、美味しいデザートが激安!!!  

となると、一瞬でこの街が好きになる。 俺って結構単純だ~♪

夜は宿の近くにある、野外喫茶店でタックン達と麻雀大会。   時々、周りのエジプト人たちが寄って来て、珍しそうに眺めている。 昼間は暑いカイロだが、夜になると涼しい風が吹いてくる。  その中でやる麻雀はすごく気持ちが良かった!!

気温が40度以上になるカイロでは、夕方から人が活発に動く。  しかも夜遅くまで・・・    深夜0時過ぎても、街は家族連れでごった返している。   治安は思ったよりも良く、2・3時に街を歩いても平気なくらいだ。    ただし、この街の交通マナーはめちゃくちゃ悪い。 車は車線を守らない。(っていうか、車線はなかったような気がする)  もちろん(?)、信号も守らない。
1番の問題が、道を渡るときで、はっきり言って命がけである。      
これは、ベトナムのホーチミンや、モンゴルのウランバートルをも超えているんじゃないか!って言うくらいひどい。      でも始めのうちは、地元の人の後ろについていく作戦で道を渡り、しばらくするうちに一人でも渡れるようになった。    
ただ、街を歩いていると、10人に1人の確立で腕にギブスをはめている。   たぶん交通事故だ(><)   これを見る度に、人事じゃない気がするのは気のせいじゃないよね??

ある日、伝統芸能の「スーフィーダンス」が無料で見れるとのことで、旧市街のシタデルに向かった。(毎週水曜日と土曜日のみ)
スーフィーダンスとは、イスラム神秘主義の民族舞踊で、パーカッション・笛・歌等にあわせて、ひたすら回り続けるダンスである。    
楽器だけの演奏から始まり、それから歌が入って、その後に踊る人が出てくる。
大体1曲が30分くらいあって、その間休まず回る。 まわる。 マワル・・・      
見ていると自分の目が回り、MPが取られる気分になる(@_@)
曲が終わると、よろけないでしっかりとした足取りで舞台から出て行く。    さすがである。  
次に踊り人3人出てきて、3人同時に踊り始めた。









http://www.youtube.com/watch?v=BlclHfD2zPU

スカートみたいな生地を、回りながら(回しながら)次々とはずしていく。    それはとても美しく、ハイな気分にさせられる。


全体で2時間以上もあったが、短く感じる位楽しいショーだった。        

パキスタンでもこのスーフィーダンスを見たが、そこはショーというかライブに近い感じだ。  わかりやすく言えば、もっと宗教チックな感じで、見ている人も含め皆で、トランス状態に入る。  初めてこのダンスを見た時、ものすごい衝撃をうけた。   それに比べると少し物足りなさを感じたが、エンターテイメントの目線で見ると、完成されたものだった。   
もし時間が合えば、見ることをオススメします!!
   

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2011年09月29日

シナイ山で十戒・・・  ではなく 後悔 の巻

夢のような沈船ダイビングの翌日、まだ疲れも残っている状態だったが、ほぼ同じメンバーでシナイ山に登ることになった。   
シナイ山は、予言者モーセが神から十戒を授かった所といわれている。  ここしばらくは、身近に海がある生活をしていたので、久しぶりに山を見たい衝動に駆られていた。  

シナイ山への登頂は深夜から開始して、山頂で朝日を拝めるというのがポピュラー。    夕方、山で食べる弁当を作り(おにぎりだけだが・・・)、山頂で乾杯をするためのウォッカも買って準備万端!

「山頂は寒いから、寝袋を持っていったほうがいい」という忠告に、荷物になるし気合でどうにかなるだろう!! という甘い考えで、持っていかなかった。   それが後で後悔することになるとは・・・

夜10時、ツアー(送迎だけ)の集合場所へ行き、バンに乗り込んで出発!!   約3時間後、シナイ山へ到着した。
ダハブでは夜でも30度近い気温だが、ここではすでに15度を切っている。  吐く息が白い。   早くもフリースのジャケットを羽織った。    入り口付近で「ガイドはどうだ?」 と言われる。  もちろんそんなものは断るが、話によると登頂の際、必ずガイドをつけないといけないらしい。   理由は、道に迷って行方不明者が出るからとのこと。    実際歩いてみると、確かに何本か分かれ道があり、暗いから道に迷う要素はあるのだが、歩いている人が多いからその人たちについていけば絶対に迷うことはない。    ガイドは要らなかったが、入り口で警察によるチェックがあったため、仕方なくガイドを雇うことにした。(交渉して、一人当たり30ポンドが15ポンドに)

ガイドが人を集め、10人くらいになったところでようやく出発。   グループ名は「ミミ」!!
夜道は暗いから、小型の懐中電灯を持ってきたが、月明かりのおかげでいらない位明るい。
夜風が涼しく感じる中で歩くのは、小説の「夜のピクニック」のようである。  

調子良く歩いていくが、先頭の欧米人は歩くペースが早い。(リーチの差か)    日本人チーム(?)はいつも最後のほうである。     その度にガイドが「ハリーアップ」と急かしてくる。
そんなに急がなくても十分に間に合うから、「はいはい。」と適当にあしらう。
ガイド料は前払いではなく頂上で払うことになっているので、ガイドとしては、一人でもいなくなっては取り分が減る。 それで、皆一緒に行かせたがっているのだ。  
     
「ヘイ、チーム・ミミ!  ハリーアップ!!」 10分に1回のペースで急かすガイド。
だんだん、むかついてくる。  

しばらくしてガイドが「15分休憩をする」と言い、登山道にある小さなお店で休憩を取った。  そこでのお茶やコーヒーは値段が高いので、各自持参している水やお菓子を食べて休憩をしていた・・・・・がっ、3分後、突然 「出発する」 と言い出した。  理由はお店で何も買わなかったからである。(多分なにか提携していて、売り上げの一部がそのガイドに入る仕組みか?)
あまりにも自分勝手なガイドだったので、ちょっと汚い言葉を言って 「俺はお前が最初言ったとおり、15分休憩する。 お前は勝手に行け!!」  と言ってきっちり休憩をした。    

次の休憩で「なにか問題あるか?」というガイドに、「(ガイドが)早すぎる」という俺と、「(ガイドが)うるさすぎる」という、けいいち君の答えを適当にあしらっていた。さすが、エジプト人である!   いい意味でも悪い意味でも・・・

歩き始めて2時間後、足がパンパンになってきている。  一応歩くのは自信があったが、昨日のダイビングの疲れが残っていて思うように進まない。  道も頂上に近いせいか、急な登りになっている。  でもなんとか頑張り、登り始めて3時間後、ようやく山頂(標高2,285 m)についた!! 
頂上は思ったよりも風が強く、その風はめちゃくちゃ冷たい!!    しかも登山してきた直後で、汗も掻いている。    寝袋を持ってこなかったことに後悔をした。    貸し毛布もあったが、10ポンド(約200円)もする。  今、思えばそんなに高くないが、ダハブの海辺のレストランで、美味しい朝食を食べれることを考えると、どうしても毛布を借りれない。   だが、朝日が出るまで岩の上でじっとして待たなくてはいけなく、どうしても寒さに耐えられない ><  
仕方ないので、持参したウォッカをがぶ飲みして暖をとる。  こうして飲むと、キルギスにいた頃を思い出す。  何回か山でテント泊をして、毎晩こうしてウォッカを飲んで寒さをしのいでいた。

だがその時は、メチャクチャ疲れていたのかもしれない。   そんなに沢山飲んでなかったが、気がつくとすごく酔っていた。   ウォッカのおかげ(?)か、寒さに耐えながら寝むることができた。  しばらくして、友達に起こされて朝日を見たが、酔いと寒さであまり感動がなかった(><)     

少し酔いがさめて、周りを見渡すとその絶景にびっくりした。   木が一本も生えていない岩山が、辺り一面に広がっている。   理由はない、とにかく絶景だ!!!











「キヨ君、やばいって! めっちゃ酒臭いよ~」  と、我らが隊長のけいすけサンが心配してくれる。そういえば軽い二日酔い(?)みたいな感じで、頭が痛く気分が悪い。 
すぐに下山するのは無理だったから、少し休んでゆっくり下っていった。    帰りの道は行きと違って、急な道を下っていく。  千鳥足で恐る恐る下っていく。







途中、足を2回ひねったが、何とか半分までおりてホッとした時、バランスを崩して後方に転んでしまった!  
幸い、背中にしょっていたリュックサックが、クッション代わりとなり怪我をしなかった・・・・・  だが、しばらくすると、背中からお尻にひんやりする。  汗も掻いていないのに、なんだか水っぽい。  嫌な予感がしてリュックを開けると、中に入れておいたウォッカのビンが割れている(><)   もちろん、中の荷物はウォッカまみれ!!    酒臭いし、ビンのかけらが散らばって危険。    仕方なくそのリュックを担ぎながら、相変わらずの千鳥足で下山した。   すれ違う人は皆、嫌な顔をする。   辺り一面、酒臭を撒き散らしているからである。   そんな冷たい目線に耐えながら、ようやくふもとに着いた!!    
頂上で見た風景よりも、下山できたことに感動している自分に気づく。

宿に帰りすぐに昼寝をしたかったが、ウォッカ臭の荷物とリュックを洗った。
その後ひと眠りしたが、目を閉じると、あの声が聞こえてきた。











「チーム・ミミ!」      「チーム・ミミ!」       「チーム・ミミ!」      「チーム・ミミ!」         



「チーム・ミミ!」とウォッカ臭、これがシナイ山の思い出である。  

俺っていったい・・・
            


        

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2011年09月29日

沈船ダイビングをする の巻 

まだダハブ(エジプト)のことです。  今回のここにきた最大の目的は、「沈船ダイビング」をすることでした。
この沈船は、第2次世界大戦中のイギリスの戦艦で、ここ紅海を走行中、ドイツ空軍に沈没させられた船。  その船の外周と船内を見学できる。  しかもその後、近くにある海底公園内にも潜れるという豪華な内容。  それを潜りたいために、わざわざダイビングの免許を取ったといっても、過言ではない。  その位楽しみにしていた「沈船ダイビング」。

だが合い重なる天候不良(風が強いため)で、ここ2週間近く中止になっていた。

「もし次に中止になったら、あきらめてカイロに行こう!」と思っていたら、運が見方をしてくれたのか沈船ツアー決行のお知らせが!!


ウキウキ気分で、ダイビング機材を準備してお金を支払い(125ドル)、後は夜の出発まで待つだけとなった夕方・・・・・
























「今日のダイビングは中止になった」 という知らせが!!!



「はーっ、なんでよー 天気いいのに~!!」


理由は、エジプトを訪問中の某国「OOシュ大統領」が、ダハブから少し離れた所にあるシャルムという高級リゾートエリアに、休暇で訪れているからだという。   そのおかげで、市内に車が入れなくなっているそうだ。   
ダイビングの船は、そのシャルムから出港するから中止になるを得ない。

予想外の中止で、俺を含め皆、大激怒である!!!!!  
散々いいたいことがあるけど、ブログには書くと問題になるので書かない。  だが、とにかく久しぶりにムカついた。 っていうかキレマシタ・・・・・ 

どんなに怒っても、どうしようもならないので今回はあきらめたけど、何日でも待ってもいいから、このツアーに参加する決意をした。    だって、テレビであの人の顔を見るたびに、このことを思い出すのが嫌だから。   この際必ず潜って、これをひっくるめてもいい思い出にしないと、一生後悔するかもしれないから。




こういう思いが通じたのか(?)、3日後には念願のツアーが決行された!!!

夕方、機材を運んでもらって、夜の11時に迎えに来てもらう。  手荷物は着替えと貴重品のみでOK!!   その日の夜は船で寝て、早朝に出発してダイビングスポットに行くというプランである。 合計3本潜り、朝・昼食と飲み物込みで、125ドルだがこれは安いと思う。
っというのは、この船が豪華で、一般でいう「クルーザー」だったからである!!





ただ船内は暑く、外は蚊との戦いであまり熟睡はできなかったが・・・(蚊取り線香もって行ったほうがいい)
ウトウトし始めたころ、朝日だ~! って起こされたけど、眠かったので写真を撮ってまた寝た。



朝7時半、起こされて朝食をとる。   まだ頭がボーっと寝ぼけていたので、熱いコーヒーで目を覚ます。 質素だがバランスの取れた朝食だった。



朝食後、ガイドさんとミーティング。  今回のチーム(?)は、ディープブルーで免許を取得した、日本人メンバー5人である。(けいすけさん・しん君・おっくん・けいいち君・サメ)         ガイドさんはエジプト人の・・・・・名前忘れちゃった><
でも、その人はすごくいい人で、ダイビングを取った「ゾム」先生の先生らしい。  っということは、大先生である!!   名前忘れてごめんね。





1本目は、沈船の外周を回るルートだ!   機材のセッティングをして、いざ出陣!!

思えば初めてのボートダイビング。  左手でマスクとレギュレーターを、右手でウェイトを支え、大きく一歩踏み出す感じで海へ飛び込む!
思ったより簡単でスムーズにできた。  岸からのエントリーだと、重い機材を担いで歩いていかないといけない。 結構重労働で大変だが、ボートダイビングはそれがなく楽だ!!

アンカーがすでに沈船に取り付けられていて、そのロープをたどっての潜行。  すぐに海底にある沈船を見ることができたが、潜っていくうちにその大きさにビックリ。   はじめは小さいと思っていたが、それは海水の透明度がよく、遠くから見えたからで、近くに行くとその大きさに驚いた。
全長が120メートルもある戦艦である!  小さいわけがない!!   水深約25メートル、破壊されたその戦艦を見ると、寂しさとその大きさで少し怖い感じがした!!!









順調に進んでいったが、ハプニングが・・・
















今回のために、水中でも写真が撮れるケースとデジカメをレンタルしたが、これが作動しなくなったのである(><)  

デジカメはお金を出しても買えるが、みんなとの思い出の写真はプライスレス。
嘆いても仕方ないので、しっかりと目に焼け付けることにした。(そのせいで1本目の写真はあまりありません)
だが、めちゃくちゃすごかった!!   電車みたいのを覗いたり、でっかい機関銃を掴んでみたり・・・ 
その中で1番すごかったのは、船体後ろにある巨大プロペラである。   プロペラの大きさは人よりも大きい!!
そのプロペラを触るといいことが起きるといわれているので、知らないふりして触っちゃった!!

そうこうしている内に1本目が終了。   帰りは同じくロープをたどりながらの浮上。

船に上がってからもその興奮が抑えられなくて、皆で感想を言いまくっていた。   幸いカメラも直り、2本目の時には壊れないように祈った。  
約2時間の休憩後、2本目のダイビングの開始!

今回は懐中電灯を片手に、船内を散策する!!   1本目にあまり写真を撮れなかったから、リベンジ・レンジということで、2本目も写真担当に自ら志願。  今回は撮りまくるぞ~!!!







1本目と同じように潜行をして、船内へと入っていく。  
船内は暗かったが、この日は晴天だったので船内に少し明かりが差しこんでいた。  その光がまた幻想的で、まるで映画の世界にいるような感覚になる。   また、いたるところに夜行性の魚が潜んでいて、戦艦も今となっては魚の家になっている。   なんかほほえましく思った。
船内には色んなものがあった。  大型バイクや装甲車らしきものも。   

すべてのものは錆付いていて、そこに藻や貝やサンゴが張り付いている。  そこに魚がつつきに来る。それはもう、海の一部と化していた。
今回はカメラも調子がよく、最後まで故障もなくがんばってくれた。   ただ写真を撮るのに夢中になりすぎて、知らないうちにタンクをぶつけていたらしく、タンクがずれ落ちそうになったところを、バディーのけいいち君に直してもらった。   次からは気をつけます・・・
船に上がる時、波が強くなっていて、船に近づいたさっくんの頭に船が激突(><)    幸いさっくんは無事だったが、改めて海の恐ろしさを知ることになった。

という感じで、無事(?)に2本目のダイビングも終え、昼食を食べて一休み。 





昼寝をしたり、クラブ状態になっている船内で踊ったりした。  もちろん、ダイビング中はお酒はだめだから、ソフトドリンクしか飲んでないが、窒素酔いなのか、思わず飲んだ海水にアルコールが入っていたのか、よくわからないが気分がかなりハイになっている。  
ただその後に、この雰囲気をぶち壊す事件が起こった・・・









「マジ、やばいよ~」 が口癖の、いけてる40代のけいすけさんが、「キヨ君、あのガイドやばいよ~」  と言っている。   そのガイドは他のパーティーのガイドで、筋肉質のマッチョマンである。ここまで書くとみなさん、わかるでしょ?!  そのとおり!   そのガイドはホモだった~!!  
話を聞くと、欧米人が船の先端でタイタニックごっこをして、男同士でふざけあっていたらしい。   そこにそのマッチョガイドの登場である!!   そのガイドも中に入ってじゃれあっていたが、だんだんエスカレートしていき、終いには唇にキスまでした><     これには皆引いて、その欧米人は怒ったらしい。    その話を聞くうちに、思い当たる節があったことに気づいた。 
2本目が終わったあとの休憩で、「You‘re cute」とか言って俺にハグしてたよ(><)
そのことを、けいすけサンにいうと「キヨ君も気をつけたほうがいいよ」と、言ったのもつかの間、後ろを振り向くとそのマッチョマンがいた!!!   
しかもタイミングが悪いことに、この時にかかっていたのが激しい感じの曲で、そのマッチョは胸をプルプルしながら近寄ってくる。   そのマッチョは背が高いから、ちょうど目の高さに乳首がある。  それが近づいてくるわけである。  だんだんと・・・     しかも、毛むくじゃら・・・・・・   
普段はノリよく、いつでも変態ダンスは踊れるが、今回ばかりはNO!!
NO!NO!!NO~~~~~!!!!!   っていって断固拒否!!!!!!   しつこく来たらF?CK とか、 S?IT とか、 ちょっと汚い言葉でキレル予定だったが、あっさり引き下がってくれてよかった。     ま~今となっては笑い話ですが、正直怖かった><

話がずれたんで、ダイビングの話に戻します。
2本目が終わってから2時間の休憩後、船は国立海底公園内に移動をしていて、そこの海がめちゃくちゃ綺麗だった!!    エメラルドブルーの綺麗な海。    そこを潮の流れ(カレント)に乗って海の中を散歩するという、ちょっと粋なダイビング!!     






今回はわれらが隊長の、けいすけサンが写真担当。   海中は浅い(約10メートル)せいもあり、サンゴや魚の色が綺麗に見えた。  赤・青・黄色 信号じゃないけど、いろんな色(原色や迷彩色)の生き物がいる!!    これだけの種類と大量の魚を見たのは、うまれてはじめてだ!













ここには他にも見所があって、便器ゾーンというのがある。    ここを航海中の貨物船が沈没した時に、コンテナにあった大量の便器が散乱しているのだ!!    できればそこで用をたしている振りをしたかったが、その場所は流れが強くてじっとできず断念した。   だけど便器の中を覗けたが、そこの中には、サンゴとイソギンチャクとクマノミが戯れている!!!   思わず笑って水を飲みかけたけど、面白いものが見れたからよしとしよう!!!      





改めて海を見ていると、竜宮城にきたのかという錯覚に陥る。   一人思わずにやけてしまう。   
楽しい時はあっという間にすぎるもので、気がつくと3本目も終了してしまった。    

十分に満足しての帰りの船路、気がつくと熟睡していた。   1日3本も潜ると、知らないところで体が疲れているらしい。  緊張の糸も切れてしまったのか・・・

色んな事が起こった(?)一日だったけど、このたびで1番充実した日だった!!!

やっぱ、ダハブはいいね~


        

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