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2011年10月07日

沖縄県民移民100周年祭と、魅惑と危険な街の巻

今回は沖縄県民移民100周年祭のことと、リオに行ってきたことを書きます。

6月の中旬にあった移民100周年祭は、日本人全体移民者の祭でした。 今回のは、沖縄県民移民者のお祭りです。 沖縄県出身者としては、これを見ないわけにはいかないので、そのために日程をずらしてまで、この日に合わせました。

その祭で、おばさんが出店を出すとのこと。 食べ物のお店で、出店の予定らしい。 もちろん俺も手伝うことに。
いろいろ試食をして決まったのが、餃子とタコライス!!

だが、どれくらい作ればよいかわからない。 今回は毎年行われている、沖縄祭りと合同で行うらしい。 そこで、去年お店を出した人に聞いてみると、毎年大盛況で、夜には売り切れる店が多いらしい。 しかも今回は、100周年祭も一緒だから、かなり売れるんじゃないか! とのこと。
そこで当初よりも上乗せして、餃子3000個、タコライス500食分作ることにした。

準備は思ったより大変だったが、エジプトで会った美和ちゃんが来てくれて、手伝ってもらった。
従兄弟も総出で何とか作ることができ、祭当日を迎えた。

沖縄県民移民100周年祭と、魅惑と危険な街の巻

沖縄県民移民100周年祭と、魅惑と危険な街の巻

当日はあいにくの雨。 日ごろの行いか。
小雨だったのが幸いして、お昼からは雨がやんだ。
だが、そこでアクシデントが!!

タコライス用のご飯を炊く炊飯機が、壊れてしまった!! 3台持ってきて2台が動かない。
調べてみると、どうやら電圧の関係らしい。 ブラジルでは110Vと220Vの電化製品を使う。 壊れたものは110V。
祭り会場の電圧は220Vだったようだ。 初歩的なミスで準備が遅れ、お客さんの注文に答えられない。 そこでおばさんが、祭り会場近くの親戚の家にお願いをして、ご飯を炊いてもらうことにした。 ご飯ができると、おばさんが取りに行くことで何とか危機を乗り切った。

沖縄県民移民100周年祭と、魅惑と危険な街の巻

沖縄県民移民100周年祭と、魅惑と危険な街の巻


だが今回の祭りは、去年の祭りより2倍近く出店が出ていて、競争相手が多い。 しかも、タコライスを知っている人はあんまりいない。 そのおかげで、初めは売れ行きが悪かったが、口コミで少しづつ増えていった。 ブラジル人のTV取材も受けた位に。 だが既に時遅しで、半分以上が売れ残った(<>) 餃子もそれ程はけなかった。
結局、売上とかかった費用がとんとんでよかったが、祭りもよく見れずくたびれ損だった(<>)

翌日ジアデーマという所で、記念式典がありそれに参加した。 夕べは朝5時過ぎまで片付けをして、朝9時から参加したせいか、かなり眠かったので外のベンチで寝ていた。
式典は盛大で、2000人の席を用意していたが、それでも入り切れないくらい人がいた。 お昼ご飯後、隣に座っていたおじさんに話を聞くと、ハワイ出身の人らしい。 その人は2世だが、日本語もウトナーグチ(沖縄方言)を話すことができ、いろんな話を聞いた。 もしハワイに来ることがあったら、家に泊まりなさい、 とのありがたい言葉ももらった。(だがいつになったら行けるのだろうか)

沖縄県民移民100周年祭と、魅惑と危険な街の巻

沖縄県民移民100周年祭と、魅惑と危険な街の巻
豚の丸焼き

沖縄県民移民100周年祭と、魅惑と危険な街の巻

式典終了後、浦添郷友会(浦添市出身者)の懇談会に参加した。 この会合には島袋安雄さんという、浦添出身の移民の方が招待した。 島袋さんはブラジル滞在中、何かとお世話になった人で、言葉で表せないくらい感謝をしている。

そこで浦添市から、市長を始め前津さん上間さんと再会!! 昔青年会でお世話になっていた人だ。 皆さん目が点になっていて、何でこんな所にいるのって、ビックリしてました。

沖縄県民移民100周年祭と、魅惑と危険な街の巻

その1週間後、従兄弟のコウジと美和ちゃん3人で、リオデジャネイロへ向かった。
バスでリオにつくと、天気がよく暑くて、自然とテンションが上がる。 早く海に行きたかったが、焦らずその日は市内観光だけにした。

沖縄県民移民100周年祭と、魅惑と危険な街の巻

沖縄県民移民100周年祭と、魅惑と危険な街の巻

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翌日、目が覚めると何か音が聞こえる。 窓を開けると雨が降っていた(><) 大きいキリスト像を見る予定だったが、もちろんキャンセル。 雨の中、美術館を見て回った。 明日リベンジするぞ! との意気込みで早めに就寝。

次の日、やはり雨。。。 俺ってこんなに日頃の行え悪いか!って、天気に逆ギレしても始まらない。 雨の中サッカーチケットを買っていると、次第と天気がよくなる。 ここぞとばかりに、水着の姉ちゃんがいっぱいいる、コパカナビーチに向かった。
たしかに雨はやんでいるが、空は曇ったまま。 おまけに風が強く、少し肌寒い。 こんな所にお姉ちゃんがいるわけなく、いるのはサーファーと子供だけ。。。
でもせっかく来たから、少しは泳がないと気が済まなかったので、水着に着替えて海へ突入!!
だが海は大荒れで、波打ち際でも2メートル近い波がある。 結局5分も持たず、海水浴終了。 鼻水ダラダラ、塩水飲み放題で散々(><)
従兄弟のコウジは海に入らず、水着のまま体育座り。
俺も一緒に並んで、人生は儚い、ということを語り合っていた。 その頃美、美和ちゃんはお買い物。 一番いい時間の過ごし方だ。
夏にまた来てやる!っていう、捨てぜりふを吐いて海を去った。

沖縄県民移民100周年祭と、魅惑と危険な街の巻

その後、地下鉄を乗り継いで、マラカナンスタジアムに。 なんといっても、ブラジルといえばサッカー!
雨続きで良いことがなかったから、最後くらいはいいものみようということで!
フラミンゴVSフレーメンスの試合を観戦した。 試合会場周辺は、早くも人がいっぱいで熱気がムンムン!!
早速会場に入って、フレーメンス側の席に行くと、お客さんが少ししかいない。 相手側のフラミンゴ側は一杯である。 間違って、アウェー側を買ってしまった。 よりに寄って治安が悪いリオである!! 焦っても仕方がないので、帰りは気をつけよう! ってことにして、試合を楽しむことにした。
試合前から発炎筒を炊いて、真っ赤に燃えている!!
テレビで見るような風景だ。 キレイだが、それ以上に怖さを感じるのは気のせいか?

試合はフルミネンスが先制して、会場は異様なムード。 応援しているチームが勝ってほしいが、暴動でも起こったらヤバイ!!
後半早々フラミンゴが追いつき、白熱した試合へ!!
後半40分、おされていたフルミネンスが逆転のゴール!! 周りのサポーターと抱き合って、喜びを分かち合うが、会場はかなりピリピリしたムードへ。

沖縄県民移民100周年祭と、魅惑と危険な街の巻

沖縄県民移民100周年祭と、魅惑と危険な街の巻

沖縄県民移民100周年祭と、魅惑と危険な街の巻

http://youtu.be/8HkPUcUDD0A

ロスタイムに入り、試合終了前に帰ろうか、と話をしていたところで、フラミンゴが起死回生の同点ゴール。
これには、周りのサポーターあ然。 そして試合終了。 それと同時にサポーター同志で、言い合いのけんかが始まったので、急いで退散。 ハラハラドキドキのサッカー観戦でした。

その後、宿に預けておいた荷物を取り、夜行バスでサンパウロへ帰った。

初めてのリオは雨ばかりだったが、それなりに楽しめた。
だが、やっぱり夏の暑い時期に来るべきだと思う。




Posted by キヨドコ at 21:14│Comments(4)
 
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