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2011年09月22日

中国 再突入!! の巻

8月22日、体調がだいぶよくなってきたのでフンザを出ることにした。 (たまに38℃代の熱が出るが・・・)
この日は乗り合いバスで3時間のところにある、パキスタンの国境の町「ススト」に宿泊。 
翌朝8時半にバスが来る場所でバスを待った。 予想通り(?)時間は大幅に遅れ、スストの町を出たのは11時過ぎだった。
バスでカラコウムハイウェイをひたすら走り、4時間後ようやく中国との国境を越えてイミグレーションへと向かった。
ここのイミグレーション(入管管理局)は、かなりチェックが厳しいので有名。 荷物のパンツに手を入れられたり、コンドームを没収されたりと・・・ パキスタン側からの入国なので、中国政府もかなり神経質になっているのか?!  とにかく俺は、かなり荷物を持っている。 75リットルのバックパック満タンに、30リットルのリュック、布にくるんだサンシンという感じで、たまに
「引越しバックパッカー」って呼ばれたりする。 この中身を全部見られるのは別にいいが、これをまた詰め直すのがかなり大変。 こういった訳で、ここの入管はかなり怖かった。
自分の前に並んでいた、日本人の隼人君は予想通りバックパックの中身を全部出されていた。 そして何もないのを確認すると、自分でまた詰め直していた。 
いよいよ自分の番である。 久しぶりにドキドキしながらの入管。 まずは自分の持ち物(財布・貴重品バッグ・ポケットに入っているものすべて)を、係員に出してチェックしてもらう。
OKがでていよいよ本題の荷物チェックだが、まずは見るからに怪しいサンシンをチェックされた。 どこを通るときもそうだが、サンシンの形がショットガンにみえるらしい。
係員が「ガンか?」といいながら中身をチェック。 するとサンシンを知っているのか、急に笑顔になり対応が変わった。 思えばサンシンは昔、中国から入ってきた楽器らしく、似たようなものは何度か見たことがある。(モンゴルでも) とにかく係員はチェックそっちのけでサンシンを見ている。 そして、「ガンを持っているか?」 「いや、もっていない」 の簡単な質問で入管チェック終了! サンシンに助けられました。
税関を抜け、時間を北京時間に直すため、 2時間時間を早めるともう8時前になっていた。 本当はこれからバスで1時間ほど行ったところにある、カラクリ湖に泊まりたかったが、バスがないので「タシュクルガン」で1泊することにした。 町までタクシーで行くか迷っていたら、税関の人が送ってくれるとのことなので、その人の車に乗って町まで出た。 宿にチェックインの前に、とにかく腹が減っていた(この日はビスケットしか食べてなかった)ので、食堂へ直行! 久しぶりの中華料理を食べながら、皆で(日本人男3人と、韓国人女1人)ビールで祝杯をあげた。 久しぶりのビールなのか、標高が高いせいか(3000メートル)4人でビール2本でみんな酔ってしまった。
8月24日朝9時、タシュクルガン発カシュガル行きのバスに乗り、1時間ほどいったところにあるカラクリ湖で途中下車した。(25元→約400円)
このカラクリ湖周辺は大きな湿原が広がっており、ここを利用して放牧が行われている。 ここに暮らすウイグル族はゲルと呼ばれる、円状の大きなテントに住んでいる。 今回はここに泊まりたかった。 早速住民と交渉。 交渉結果素泊まり20元(約300円)、3食付30元(約450円)だったので迷わず3食付にした。 
大きな湿原には、ヤクと呼ばれる水牛と羊、なぜかラクダまでいてちょっとした動物園みたいだった。 動物を追い掛け回したり、子供と遊んだり、馬に乗ったり・・・  時間があっという間に過ぎていった。 1番の楽しみの食事だが、昼食はラグメンと呼ばれる地元のメン。 このラグメンがめちゃくちゃおいしい!! こしがあってのどごしがいい。 四国にある讃岐うどんのメンに似ている。 そのメンに、マトンの肉と野菜(白菜・赤緑ピーマン)を炒めたものをぶっかける。 もう、とにかくおいしかった。 今考えただけで、よだれが出てくる・・・ 
夜はそのラグメンにかけた肉野菜炒めとご飯のどんぶり。 朝はナンとミルク茶の簡単な食事。 夜はあいにく雲が出ていて星は見れなかったが、久しぶりにゲルに泊まれ、モンゴルの旅行を思い出した。 とにかくよかったので、皆も是非行ってみて!! 

P.S おいしい中華食べて、ビールを飲んだせいか、おかげさまで熱は下がりました。 まだ、37℃台ですがすぐに治ると思います。

中国 再突入!! の巻
中国 再突入!! の巻
カラクリ湖と山

中国 再突入!! の巻
ゲルと煙突と私

中国 再突入!! の巻
ラクダの後姿



Posted by キヨドコ at 03:49│Comments(0)
 
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